断食道場FRCのファスティングのすすめ

リバウンドさせないためには?

ファスティングやダイエットを実施する前に注意しなければならないのが、成果を台無しにしてしまう「リバウンド」ではないでしょうか。リバウンドはその意思に関わらず等しくやってくる「意地悪」に他なりません。それがなぜやってくるのか、人間の身体には恒常性が備わっており、何とか元に戻そうとするからなのです。

「断食・ファスティングとは異なります」が、一般的にご質問頂く事の多い事項について、記載していきたいと思います。
今回は、よくある質問の中から「リバウンドさせないためには?」について。

#1 恒常性

人間の身体は日々、「二つの活動」を中心に自分の身体を一定に保とうとしています。(=恒常性)
一つは「消化」、もう一つは「吸収&新陳代謝」です。この二つの生命活動で、人間はフルマラソンと同じだけのエネルギー(2000〜2400kcal)を消費しているとされています。

毎日、フルマラソンをやっているほどの生命維持活動をこなしているという事です。

それは、それは、もう、とてつもない活動の神秘ですよね。精巧にできた体の神秘。この活動は、長い歴史の中で、最適化されてきたのだと思いますので。

#2 インシュリン

前回記載「【断食道場】FRCのファスティングのすすめ【お食事の時間と回数について】」の通り、飢餓に対してのホルモンが多いのに対して、人は飽食に対応するホルモンが「インシュリン」しかないのです。

インシュリン抵抗性を発現させない=インシュリン感度を落とさない=インシュリンの過剰分泌を起こさない。インシュリンこそが太る原因なのですね。

そして、糖質の摂りすぎや間食がインシュリン抵抗性発現の原因とされています。ファスティング明けは食習慣を改善しやすい。昼食を止める。白米を止め玄米に代える。肉でもインシュリン分泌が有ることを知っておく。小さくなった胃袋を食べすぎで大きくしない。定期的にプチファスティングを繰り返す。こうして恒常性を「結果が出た後」の自信に向けていければ、元に戻るのが良い自分の時分となりますね。

この間食の理論は、筋トレなどで増量中の方の理論と同じで、とにかく栄養を絶やさず、間食をして補給を行っています。+@多大な筋運動を行いますが、これが増量して一回り大きな体を作るのであれば、、その逆には、間食を減らしてみる。というのは重要だとお分かりでしょうか?

#3 糖質制限とインシュリン

糖質を制限すると短期的には、確実に痩せます。それはインシュリン感度が上がり、インシュリン分泌量が減るからです。しかし大きな問題があるのです。それは、糖質こそが人間本来のエネルギー源であり、糖質制限をするということは、代替エネルギーが必要になるという事だからです。

ケトンダイエットとは、糖質摂取を制限することによって、錆びついたケトンエンジンを回すことなのですが、これはこれで、大変良いことだと思いますが、最大の問題は代替エネルギーを何によって摂取するのか?という事になります。その結果「何を食べるか」は非常に重要です。これは、「痩せたけど病気になった」では、無意味ですので、非常にデリケートな話題として考えてください。特に、加工食品など。。

#4 長期的に痩せる方法

断食道場の人間が言うのもなんですが、長期的に痩せる方法は、断食が最も好都合だと考えています。もちろんウチの施設でなくて大丈夫ですよ。どこか行きやすいけど、少し遠いところに、3泊4日以上で(最悪2泊3日で)定期的、不定期的でも、ちょこちょこ実施してもらえればと思います。

食以外に夢中になれる事がある事も重要です。没頭できれば時が経つのも早く、気が付けばそこに意識が向かなくなりますので、自然に入っていけるようになると思います。普段でもそうですね。そして、そして、自然がある所も重要です。光、寒暖さ、明暗さ、環境が体を作ってくれる部分が少なくありません。

保護された空間ではなく、ある程度ストレスのかかる自然の中で行うファスティングについて、私たちも含めて、各施設のファスティングマイスターは自信をもっております!

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日本断食研究所がオンラインプログラムの有料指導動画を全て無料公開しています。ひとりでファスティングをされる際にも、ひとまずこれだけ抑えておけば安全でしょう。